ボタンを押すだけで簡単調理ができる電気圧力鍋。お手頃価格で人気の『クッキングプロ』と『アイリスオーヤマ』を比較してみました。
我が家にはクッキングプロがあり、使用歴1年です。
クッキングプロは便利ですが、使っていると不便な点もあります。クッキングプロの弱点をカバーするのがアイリスオーヤマの電気圧力鍋なのです。
クッキングプロとアイリスオーヤマを比較検証してみましたので、どっちにしようか迷っているは参考にしてください。
ちなみに私が今買うとしたらアイリスオーヤマです。
ネットの口コミを調べた限りでは、料理の出来栄えはどちらも大した違いはありません。基本的にはレシピ通りにやれば美味しくできます。なので、料理の出来栄え以外を比較していきます。
デザイン
アイリスオーヤマはグリル鍋としても使える2WAYタイプで食卓でのお鍋もできます。クッキングプロは縦長で業務用炊飯器的な見た目なので、卓上鍋として使うにはやや無理があります。
個人的にはアイリスオーヤマのデザインのほうが好みです。
サイズ・容量・調理メニューの種類
クッキングプロは1種類のみですが、アイリスオーヤマはサイズや機能によって複数のラインナップがあります。
アイリスオーヤマのサイズは2.2L(~2人前、少人数世帯向け)と4.0L(~4人前、家族向け)の2サイズ。
また、種類はエントリーモデル(自動メニュー6種類)とハイスペックモデル(自動メニュー80種類)があります。
1~2人の小さなサイズがほしい場合はアイリスオーヤマの2.2Lを選ぶのがよいでしょう。
アイリスオーヤマのラインナップを表にするとこのようになります
↓
型番 | PC-MA2 | KPC-MA2 | PC-MA4 | KPC-MA4 |
---|---|---|---|---|
スペック | エントリーモデル | ハイスペックモデル | エントリーモデル | ハイスペックモデル |
容量 | 2.2L | 2.2L | 4.0L | 4.0L |
自動メニュー | 6種 | 65種 | 6種 | 80種 |
アイリスオーヤマの電気圧力鍋は上記以外にもあるのですが、全部紹介すると複雑になるので代表的なモデルに絞りました。
アイリスオーヤマの大きなほう(4.0L)がクッキングプロと調理容量がほぼ同じなので、アイリスオーヤマの4.0Lとクッキングプロを比較していきます。
クッキングプロ | アイリスオーヤマPC-MA4 エントリーモデル | アイリスオーヤマKPC-MA4 ハイスペックモデル | |
サイズ(cm) | 28.5×27.3×29.5 | 32×31.8×23.2 | 32×33.4×23.2 |
重量 | 約3.6kg | 約4.5kg | 約4.5kg |
満水容量 | 約3.2L | 4.0L | 4.0L |
調理容量 | 約2.4L | 約2.6L | 約2.6L |
炊飯容量 | 5合 | 白米6合、玄米4合 | 白米6合、玄米4合 |
消費電力 | 700W | 1000W | 1000W |
自動メニュー | - | 6種類 | 80種類(レシピブックと連動) |
手動メニュー | 圧力調理/蒸し/スロー調理/煮込み/無水調理/炒め/温め直し/炊飯 | 圧力調理/温度調理/なべモード/無水調理/蒸し調理/低温・発酵 | 圧力調理/温度調理/なべモード/無水調理/蒸し調理/低温・発酵調理 |
レシピブック | 約20種、レシピブック100(別売) | 80種類 | 80種類 |
★レシピ充実度
アイリスオーヤマはレシピブックが80種類と充実していますが、すごいのはオリジナルレシピサイトがあり、かなり充実しています。
>>アイリスオーヤマ レシピサイト(電気圧力鍋 KPC-MA4)
クッキングプロは公式サイトに数種類のレシピが載っていますが、アイリスオーヤマのような本格的にレシピサイトはありません。
★自動メニュー
自動メニューはアイリスオーヤマのみにあります。自動メニューとは、液晶画面でレシピを選んでその通りにやればできる機能です。レシピブックをみながら時間を自分で設定する必要がなくなります(手動で設定することも可能)。詳しくは後述します。
★手動メニュー
手動メニューの「発酵」「低温調理」はアイリスオーヤマのみにあるメニューです。ヨーグルトや塩麹などの発酵食品、ローストビーフや鶏ハムといった低温調理もやりたいのであれば、アイリスオーヤマ一択となります。
クッキングプロにはスロー調理がありますが、これは72℃に温度が固定されていて温度変更ができません。なので、サラダチキンなどできなくはありませんが若干温度が高いんですよね。
アイリスオーヤマは30℃~70℃の間で5℃刻みで温度調節ができます。
レシピが豊富で低温調理ができるのは素晴らしいです。アイリスオーヤマに軍配があがります。
クッキングプロにある「炒め」がアイリスオーヤマの手動メニューには記載されていませんが、アイリスオーヤマのも鍋の中でも肉や野菜を炒めることができます。アイリスオーヤマには「温度調理」というメニューがあり、温度を30~100℃に設定できます。
アイリスオーヤマの自動メニュー
クッキングプロとアイリスオーヤマPC-MA4(エントリーモデル)はメニューブックを見ながら操作するのにたいして、アイリスオーヤマKPC-MA4(ハイスペックモデル)は、本体の液晶画面に自動メニューが表示され、それを見ながらセットすればできるので自分で時間を設定する必要がありません。
▼アイリスオーヤマKPC-MA4(ハイスペックモデル)の自動メニュー
ダイヤルもついているので、手動で時間調節もできます。
▼クッキングプロは液晶画面がなく、レシピを見ながら時間を設定します
クッキングプロの手動調理でも特に不便だとは感じませんが、自動調理があればさらに便利そうですね。
お手入れ方法
使用後の毎回のお手入れ方法はどちらもほぼ同じです。内釜、フタ、パッキンを中性洗剤で洗います。炊飯器のようなお手入れです。
アイリスオーヤマには内なべの汚れや臭いを落とすときには30分間煮沸洗浄してくれるお手入れモードがあります。
さらに、アイリスオーヤマは内なべを別売りしているので、内なべのコーディングが剥げた場合なども安心です。クッキングプロは今のところ内なべだけでの販売はしていません。
ここまでみてきた感じだとアイリスオーヤマのハイスペックモデルがよさそうですが、気になるのが値段ですね!
価格
2020年12月時点の価格(税抜)です。最新の価格は販売サイトで確認してください。
クッキングプロ | アイリスオーヤマPC-MA4 エントリーモデル | アイリスオーヤマKPC-MA4 ハイスペックモデル |
14,700円 | 15,800円 | 19,800円 |
クッキングプロが一番安いのですが、クッキングプロには蒸しプレートが付属していません。クッキングプロの蒸しプレートは別売で3,500円(税別)です。一方のアイリスオーヤマは蒸しプレートが付属した価格です。
なので、蒸しプレートを使うのであれば、クッキングプロ+蒸しプレートよりもアイリスオーヤマのエントリーモデルのほうが安いです。
アイリスオーヤマのハイエンドモデルは、蒸しプレートがついて、自動メニューがあることを考えるとかなりお得に思えます。
クッキングプロは2台買うと半額になる2台セットや蒸しプレートや落としぶたなどがセットになったセット販売も定期的にやっているので(公式サイトで)、セットで買う場合にはクッキングプロがお得です。ただ、使わないような商品との抱き合わせも結構あるのでよく吟味する必要があります。
アイリスオーヤマには自動メニュー90種類搭載したネット限定のPMPC-MA4というモデルがあり、こちらがかなり人気があるようです。価格は27,800円 (税込)です。
これです↓
クッキングプロとアイリスオーヤマ電気圧力鍋のまとめ
クッキングプロにとアイリスオーヤマの最新モデルを比較すると以下となります。
クッキングプロ | アイリスオーヤマKPC-MA4 ハイスペックモデル | |
デザイン | 縦長 | 横長(卓上で鍋もできる) |
重量 | 約3.6kg | 約4.5kg |
調理容量 | 約2.4L | 約2.6L |
消費電力 | 700W | 1000W |
予約・保温 | 〇 | 〇 |
自動メニュー | なし | 80種類(レシピブックと連動) |
発酵・低温調理 | × | 〇 |
蒸しプレート | 別売3,500円(税別) | 本体に付属している |
税抜価格 | 14,700円 | 19,800円 |
クッキングプロは重さが軽くて、消費電力が若干少ない点がアイリスオーヤマより優れていると思いますが、デザイン、メニュー数、温度調整機能などを考えると全体的にはアイリスオーヤマのほうが優秀だと思います。
我が家ではクッキングプロを1年使っていますが、不便だなぁと思っていたことがアイリスオーヤマではできるんですよね。
蒸しプレート不要で、低価格を求めるのであればクッキングプロとなりますが、蒸しプレート込みで考えると価格はほぼ同じになるので、蒸しプレートも使うならアイリスオーヤマが買いでしょう。
あとは、サイズ・デザイン・重量などを考慮して選ぶのがよいと思います。
私はアイリスオーヤマのハイエンドモデルを選びます!
最後にそれぞれの商品のリンクを貼っておきます。どこで買っても値段はほぼ同じですが、セールやポイントアップなどを利用するとお得に買えます!
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